晴れのち曇り。

風が止まるという漢字の「凪」ではないです。
今後も、「和ぎ」でよろしくお願いします☆

今日の夕方、「forum」に行って来て色々と溜めていた(溜まっていたとは言えない)ことをきちんと済ませ、お話をUPしてきました。私のホーム・グラウンドはあそこですからね。「さくらんぼ~」を、なるべく早いうちにUP出来たらいいな。うん、頑張れ、私!

参加型創作の感想も書き残して参りましたよー♪
ふっふっふ。もお、どこに転がって行くか分からないところが面白いところですよね。醍醐味ですよね。
謎を解き、謎を増やし、ただただ前に進み、時には後退する。それこそ物語ですよ。
この先が楽しみです。へへへへへへ……。ふふふふふふ……。


それでは、超個人的記念話をUPします!
長くなることを覚悟の上、充分な時間をとってから見ることをお勧めいたします。
ええ……それでは、準備はよろしいですか? え、もう分かったから早くしろ? はいはい、分かりましたよ。それでは、どーぞー!!!!!



















…………その前に、ちょっとだけ。

えー、この絵(↓)も後に公開しています。

空模様2

1024×600(壁紙)サイズのみですが、ご自由にお持ち帰り下さいませー。
上記は、お手軽サイズ(512×351)です。小さくても良ければこちら側もお持ち帰りOKです。

全身の絵は大変珍しい……というか、公開したことありませんね。これが初めてだわ。




















          ** 日向 **

 庭でパーティーなんて、さすがよね。
 そこに呼ばれて料理をタダで食べられるなんて、素敵よねっ。
 普段食べられない料理が食べられるだけじゃない。ビュッフェだから、こっそりとお腹一杯食べられる。これはもう、絶対最っ高の日よ!
 キラキラ輝く木洩れ日の下、白いシーツが日の光を反射していてまぶしい。あたしはずっとウキウキして、シャルルが何か喋っている間もずっとニコニコしながら待ってたのよ。ああ、それなのに、それなのにぃっ。
「マリナちゃん、少し黙っててもらえる? うるさいから」
 むっとして顔を上げれば、恐ろしく整った顔をした白皙白金の美青年。息を呑むほどの美貌を持ちながら、薔薇色の唇からこぼれる言葉は罵詈雑言。振る舞いはとても優雅ではあるけれど、腹の中では何考えてるんだか、いつもわからない。
「お腹空いてるんだから、しょうがないでしょっ」
 そんな彼とあたしが密着し合ってコソコソと茂みで隠れているのには、訳がある。
 ――さかのぼること数分前、あたしは料理が出てくるのを待ちながら、ひとりウロウロしていた。すると、珍しくもそこにミシェルがいて、歩きながら彼にその事情を訊ねていた時、今の事態が起こったのだ。
「ちっ」
 突然舌打ちしたかと思うと、彼はあたしを抱え、そのまま人目のつかない茂みへと引きずり込んだ。必然的に、あたしはミシェルの胸深くに顔を埋めることになったんだけれど……。うわーん、一体全体何なのよっ! どーしてあたしまで隠れなくっちゃいけないわけ!?
「あそこに、やたら派手に着飾った女がいるだろう。服装も最悪だが性格も問題でね、陰で悪口を囁くご趣味がある」
 うっ、嫌なご趣味の持ち主ね。
「係わり合いたくないから隠れたんだよ。今出て行けば、マリナちゃんもきっとあの性格の悪さを体験できると思うよ。嫌だったら、ちょっとの間静かにしててくれ」
 わかったわ。そういうことなら、全面的に協力いたしますっ!!
「でも、ミシェルが気にするなんておかしいわよ。あんたなら絶対、皮肉のひとつやふたつ言って、逆に相手を負かしてしまうんじゃないの?」
 ボソボソと小声であたしがそう主張すると、ミシェルは首を傾けてあたしを至近距離から見下ろした。
「そうもいかない。何と言っても相手は婦人会のボスだ。彼女を泣かせるとあらぬ方向に話が大きくなり、ややこしくなる」
 正しくは副会長らしく、会長は淑女の見本と言ってもいい女性なのだけれど、その下で彼女は我が物顔に振舞い、持ってもいない威権を振りかざしているそうだ。
 いるわよね、そういう人。大抵、本人は気付いてないんだけどね。
 うんうんと心の中で頷いて、あたしは言われた通り、じっと大人しくしていた。その時ようやく、ジルにつけられたコロンの仄かな香りに気がついた。きっと、ミシェルと密着しているから密度が高くなったのね。香水よりも、お菓子を少しくれたらよかったのに。
「香水つけてる?」
 ミシェルも同じことを思っていたらしく、頭上から低く問いかける声が届いた。
「一応、ね」
 ふーんと言ったっきり、それから何も言わない。
 だからあたしも何も言うことがなくなって、ふたりしてしばらく静かに息を殺して潜んでいた。
 茂みの向こう側からは、別世界のように楽しげな談笑が聞こえてくる。その温度の違いが妙に楽しくて、あたしは幼い頃を思い出した。
 ふふっと笑みをこぼしたら、ミシェルは不審そうに眉をひそめる。
「頭がおかしくなったのか」
「違うわよ、失礼ねっ。あのね、かくれんぼみたいだなぁと思ったのよ」
「楽しいのか?」
 呆れた声で聞かれると、彼が不審そうな顔をした理由がわかった。彼は、こういう風に隠れることを、楽しいとは思っていないんだわ。
「ひとりだったら、淋しかったかもね。でも、今は、ひとりじゃないから楽しいわよ」
「お腹が鳴っているようだけれど?」
 うっ、これは、自然現象なのよっ。どうしようもないでしょう!?
 どんなに嬉しく楽しくても、どんなに辛く悲しくても、人はお腹が空くのよ。生きている限りね。食べることは生きることなの、生きるということは食べるということなの。あたしの生きる歓びは食べることなのっ、食べなきゃ死んじゃうのよっ!!
 その言葉のどれがミシェルを動かしたのか、彼はおののきながら急いで料理を取りに行ってくれた。ふむ、あたしもやれば出来るもんね。
 しばらく待っていると、いい匂いが緑の香りとともに広がって、両手に皿をもったミシェルが帰って来た。ううっ、待ってたわよ、早く食べようっ。
「おまたせ」
 彼はどこから持って来たのか、小さい布を草の上に敷き、そうして持ってきた皿を乗せた。すると、まるでピクニックみたいでうれしい。うん、パーティーより、あたしはこっちの方が好きだなっ。
「君はかくれんぼしているみたいだと言ったけれど、鬼は誰? いつ終わらせるつもり?」
 うんざりしたようにミシェルが生ハムを頬張る。あたしはゴクンとお肉を飲み込んで、ふてる彼にニッコリと微笑んで答えて上げた。
「鬼はもちろんシャルルよ。だって、ミシェルのお兄ちゃんだし、あたしの友達だもの。きっと見つけてくれるわよ」
「……見つけられるまで、隠れてるつもりなんだね」
「楽しいでしょっ」
「楽しくないね」
 ミシェルの奇妙な不機嫌は、その後探しに来たシャルルがあたし達を見つけてくれるまで続いた。そうして短いピクニックは終わってしまったけれど、その楽しさは、いつまでもその緑色の光の中にあるような気がした。その光によって出来る影でさえ輝いて見えるのは、その時が楽しかったからだ。
「またかくれんぼしましょうね! 今度はちゃんとお弁当持って」
 そう言うと、ミシェルばかりかシャルルまでがヘンな顔をしてあたしを見た。なによ、カンジ悪いわねっ。付き合ってくれてもいいじゃない。
 ひとりじゃ淋しいから、シャルルもミシェルも、もちろんジルも、みんなで。ピクニックでもいいから、一緒に行きましょう。
 腕を捕まえてそう言ったら、ふたりは同時に長い長い溜息をついた。ああ、そんなところは本当に双子なのね。見事にシンクロしている。
 ジルのところに辿り着くまで、あたしはふたりの腕を放さなかった。青い芝生を3人で踏みしめて歩き、あたしはようやくジルを見つけると、彼女にも声をかけた。
「ねぇ、ジル、今度みんなでピクニックに行って遊びましょー」
 彼女はきっと、笑うだろう。むすっとした双子の兄弟に囲まれてなお、ニコニコ笑ってそんなことを提案するあたしを。でも、ジルならきっと頷いてくれるに違いない。
「いいですね」
 ほら、ね……。



<End>







誰のためのかくれんぼ? 君のためのかくれんぼ。 君達のためにかくれんぼ。

日向でかくれんぼ。






空模様 クリックしてお持ち帰り下さい。

※ このサイズは外させてもらいました。

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和ぎ様、3才の(笑)バースデイ、おめでとうございます。

私、「和ぎ」様って5才くらいかと思ってました!
3年間ですごい数のお話を創られたのですね\(@o@)/
いつも楽しませて頂いてありがとうございます。

日向でかくれんぼも、なんとも和ぎ様らしく爽やかで微笑ましいですね☆
私もそのパーティー(かくれんぼ?)におよばれされたいっ!
絵も光に溢れて、眩しいです。…うちのおバカリンゴ(←PCです。)の古いディスプレイには眩しすぎるくらいです(半泣)

forumも拝読して参りました。
リレー小説の方にもコメントありがとうございました(^^)♪
(そちらお返事は、あちらでまた後日。。。)

今日は取り急ぎ一言お祝いを。
これからも「和ぎ」様の時間が素敵で楽しくありますように★★

3歳 おめでとうございます♪

和ぎ様 3歳のお誕生日おめでとうございます♪

これからも素敵な創作小説を紡ぎ出して下さいね☆

『日向』読みました。

無意識に小悪魔なマリナに翻弄されるミシェルとシャルル・・・うふふ
もっと嫉妬させちゃえ!なーんて

『薔薇色の唇』ってやっぱりいいな~と思いました

和ぎ様のforumさんでのお返事も見ました。
『ベルさんも癒し系の羊ぬいぐるみみたいに可愛らしい』発言にはびっくりしましたよ。そ、そうかな?
ありがとうございます(汗)

ベルは、オデパン美馬を読むたびに泣けてきます。

『愛はどこかしらゆがんでいるものだよ。真っ直ぐな愛なんて美しすぎて嘘だろ』

おいたわしや~(涙)
青年時代はあれだけまっすぐな愛を注いでいた美馬なのに、大人になって曲がっちゃった。しくしく

では和ぎ様の美馬小説、忘れずにお待ちしてますね☆

大変遅くなりました★

もうもう、本当にごめんなさいです(汗)。
色々謝りたいことだらけですが、まずはお返事ですよね。ハイ。


☆ いりこさん

ありがとうございます♪
3歳になったらやめようかとも考えていたことがありましたので、とてもうれしいです。これからも頑張って行けます!

あはは。5才までは行ってないですねぇ。まだ舌足らずな喋り方しか出来ませんよ。ようやく立って歩けるくらいになったという年です。
お話をたくさん創るのには、まあ、理由があるからですが、それは明日(今日?)にでも記事にしたいと思います☆

色々と突っ込みたいところもあるお話ですが、そう言ってもらえると大変うれしいですv
いりこさんのPCはリンゴちゃんでしたかー。先代PC・八兵衛は窓でしたが(今もです)、八のディスプレイも古かったですねー。800×600でしたから、なかなか欲しい壁紙がなかったですよ。悔しかったですね! どうぞ、リンゴを責めないでやって下さいませ。画面が小さいと、見えなくてもいいものが上手く誤魔化せることが出来るのですから……。

――え、いりこさんもシャルルに見つけてもらいたいのですか? それとも、ミシェルと一緒に隠れたい??
ううーむ。どちらもそれなりに神経を使うものになりそうですね。私はマイクを片手に、シャルルに密着インタビューをして行きたいと思います。

「まずは、誰を探しますか?」
「決まっているだろう、マリナだ。どいてくれ、邪魔だ」

そんな追跡インタビュアー…。


先頭切って下さり、本当にありがとうございました!
最後までコメント残していって行こうかと思います。本当に楽しみですね。


☆ ベルさん

うふふ。ありがとうございます♪
はい。これからもたくさん創っていけたらいいです! 頑張ります!!

想像するだけで、薔薇色の唇が色っぽいなーと思います。いいですよねぇ。
アルディの血でしょうか。うらやましい。

あ、見つかった!!(笑)
そうですよー。大変可愛らしいですよ。
美馬さんへの愛が透けて見えるくらいですよ(スケルトンな羊?)。その想いのまま、「美馬美馬」と読んであげて下さいませ。きっと私から、お話が釣れると思います。

ああ、ゆがんでるかもねぇ。
シャルルにさえ意地悪したくなるもの。

でも、美馬さんのそれは、何だかあきらめの言葉のように聞こえてしまうのよねぇ。「嘘だろ」辺りが原因だろうな。多分、恋なんてこりごりだとか思ってるんじゃないでしょうか。何があったのでしょうね、ホントに。
歪んで曲がっているからこそ、まっすぐに愛して行きたいと想うところからスタートする。さなぎから蝶へ、原石から宝石へ、そうやって出来て行くと思うのですが……。まあ、嘘(偽物)か本当(本物)かは、受け取る方が決めるものですからね。過去の美馬さんは、嘘だと思った愛情を向けられたのでしょう(花純だとは思うまい)。彼にも春が来るといいですね。

……ん? 私のところで春を来させればいい??
ううーん(悩)。考えさせて下さい。
美馬さんは、どこかで出したいと思いますけれどね。こっそりと…。


こちらにお返事しますね。

やめようかなと考えていた時期に、私が考えていた期間が3年間だったのです(笑)。取り合えず、3年はやってみようと。そんな風に考えていましたが、今は、やめるつもりはさらさらありませんので、どうぞご安心ください!
紛らわしい言い方をしてしまってすみませんです。大丈夫です。

美馬さんへの熱い愛が伝わってきますね。
そうそう、ひとみセンセ自身にも色々あったのですよね。だから、そんな部分も多少は入っているのでしょう。登場人物達の核は、センセから出て来たものですから、ある程度の反映はしていると思います。そうしないと、伝わらないこともありますからね。
もちろん、私も出て来た彼等達を幸せにと思うあまり、お話を創ってしまっていますから(笑)、ベルさんのお気持ち、よーく分かります。


そうだそうだ、次の美馬さんのお話(SS?)は、ベルさんに差し上げますね。
大人の恋愛は私には無理ですが、恋すらしてないと思いますが、それでもよろしければ……。ひとみ歴の長いベルさんに、これからも頑張ってという気持ちをこめて。

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プロフィール

和ぎ(なぎ)

Author:和ぎ(なぎ)
7月30日生まれ。
北陸在住の藤本ひとみ中毒者。
性格: 小心者、忘れっぽい、
     面倒臭がり屋、マイペース

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