お気の毒さまっ!

中学3年の女の子に、突如として現れた現実に対する言動は、ふたつに分かれました。


受験生であるが故に委員である期間は短かったのですが、その時は、今も記憶に残っている強烈な時期であったと言えましょう。私は、3年の春、ようやく憧れていた(?)図書委員になりました。本好きならば、憧れる委員であります。けれど、図書室の先生(正しくは図書館秘書サマ)は、職務に大変厳しいお方。いかな中学生の未熟者といえども、失敗したり行動が遅かったりすると、部屋が静まり返るほど激高する。遅刻なんて問題外である。けれど、その豊富な知識と行動力、人柄もあって、彼女は誰からも慕われていました(苦笑)。先生が来てからというもの、昼休みの図書室は大盛況。「図書室(図書館)=静閑」とは無縁の状態になりました。図書室拡大をも成し遂げたほどです。

放課後……だったでしょうか。委員会があるので、私と友人は急いで4階にある委員会が開かれる教室へと階段を駆け上がっていました(1階から)。ゼイゼイ言いながら駆け上がる理由は、すでに開始時刻ギリギリだったからです。先生を怒らせないように、絶対に間に合わなくては行けません! 時計を見て青ざめた私達は、決死で階段を登りました。当時、太っていたとはいえ(笑)、お転婆だった私は、友人を抜いて少し先に上階を進んでいました。

踊り場をくるりと曲がったその時、私は眼に入ったモノに驚いて、数秒だけ動きを止めてしまいました。
私は、その時初めて、男性カップルを見たのです。
……うん。多分、カップル……。
だってね、階段でひとりが腰を下ろしていて、もうひとりがその膝の上に頭を乗せているふたり組って、どう見てもカップルにしか見えないでしょ。何やら、「どうかした? 普通のことでしょう?」というような空気が流れていたのを感じました。本人達は動こうともせず、堂々と同じ姿勢を続けています。
急いで頭が回転し、今はそんな時ではないと考えたのも一瞬でした。その次の行動は、決まっています。彼等を無視し、上を目指すこと。少し緊張しながら彼等の横を通り過ぎると、息を切らしながら登ってきた友人が、私と同じように、くるりと曲がってギクッとしたように彼等を見て固まってしまいました。が、私よりもかなり驚いている様子の彼女は、それでも動じない彼等を見つめたまま動かなくなってしまい、私を焦らせました。いや、君の驚く気持ちはよーうく分かるよ。私も驚いて一瞬だけ固まったからね。でもね、Aっち、今は、それどころじゃないんだよ~~!!!

「先生に怒られるよ、早くっ!!」

何度かの呼びかけに、ようやく我に返った友人は、大慌てで私の後について階段を登ってきました。ようやく階段を登りきり、4階へ辿り着いた私達は、廊下を並行して走りながら、先程のふたりを思い出していました。


「あのふたり、恥ずかしくないんかね?」 (←お年頃の発言・笑)
「ないんやろ。っていうか、あんなのどこでも眼にするじゃん」
 (男女のカップルだけなら、である)
「まあね。……私、初めて見た」
「……私も……」
「まさか、こんな所にいるとは思わんかったよね」
「ね……。びっくりした」


その後、少しだけ怒られ、不機嫌な顔をしながらも、いつもよりも怒りを静めた先生の態度にホッとした私達は、驚くべき現実を胸に納めつつ、その数時間後、部活内でその衝撃を発散させましたとさ☆
(その友人とは、同じ部活動でした)

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和ぎ(なぎ)

Author:和ぎ(なぎ)
7月30日生まれ。
北陸在住の藤本ひとみ中毒者。
性格: 小心者、忘れっぽい、
     面倒臭がり屋、マイペース

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