空模様

思いついたままをぽつぽつ綴ります。
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HP 4周年記念創作 ~美女丸~

日付が変わりましたので、昨日ですね、「夢の扉+(プラス)」で紹介していた、アクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ぐために町工場を経営しているひとりの男性が開発した“ワンペダル”が、凄かった……。超説明的になってしまいましたが、お許しください(笑)。常々思っていた、「車関係の色んな技術が発達してるんだから、こんな踏み間違える事故をなくすようにしたらいいのに……」のズバリな答えは、ここにあると思いました。機械で運転している訳じゃない。事故を起こしているのは人間だ。それなのに、機械(センサー等)でどうにかしようなんて、甘い考えだ。そんな風に思っていましたので、ワンペダルという部品開発は、いいじゃないか!! と、食い入るようにTV画面を見てしまいました。

ひとつのペダルだけで、ブレーキとアクセル機能。それってどんなの? と、思われた方は、HPに動画が載っていますので、ご確認ください。2012年12月9日に放送されたものです。

そのペダルを踏むと、ブレーキ。ペダルを乗せている足を右に傾けると、アクセル。アクセルをしたままの急ブレーキも可能だということで、慣れるまでに少々時間がかかるみたいですが、使いやすいみたいです。これだと、あまりスピードを出そうと思っても出し辛いんじゃないかな? それも、いいと思いますけど。

…………何故運転もしないのに、こんなに真剣になってんだ? って、自分でも思わなくもないですが、私はいつだって自分とは関係ないことにも興味関心を持っているのですよ、ということで…………。



それでは、記念創作の話題に入りましょう!!

今日は、美女丸です。……何だか、登場順になっている気もしますが、全く違いますので、「次はカミルス様かしら!?」と、ワクワクしないように。マリナを最後にしようかと思っていますので、タイトルにマリナが登場したら「ああ、今日でお終いなのね!」と考えてください。

美女丸編を創っている時、分家で時々行われる屋敷潜入メイドに似た感覚を持ちまして、弾上家の隅っこから覗き見している気になりました。

そんな家○婦は見た的なお話を読みたい方は、続きをクリックです。




№49

 彼は滅多に人前で自分をさらけ出したりしない。
 老若男女、誰に対しても若君然としている為、どこにいても、何をしていても、彼はその体勢を崩さなかった。
 ただ時折、決まって東京の方に赴いては、スッキリした顔をして戻って来ることから、彼の家の使用人たちは、東京には“イイ人”がいるのだろうと噂していた。その間の期間にも、小まめに電話を掛けてもいるようだったので、彼は随分と本気のようだとも言われていた。
 そんな彼がある日、東京から客が泊りに来るから客間を用意しろと言うので、屋敷は少しだけ騒然とした。
 取材だとキッパリ言っていたが、果して、本当にそれだけだろうか……?
 そろそろ男を見せる時ではないかと、妙なアドバイスをもらいながらも、彼は彼女の為に数寄屋でお茶を点てていた。特別に茶菓子を出すと言ったら喜び勇んでついて来た彼女に、練り切りは些か甘やかし過ぎたかもしれない。
 彼は、彼女のことをとても大切に扱っている。
 それを知らずに、彼女は彼のことを「時々、意地悪」だと思っていた。
「……マリナ、確かに作法は気にするなとは言った。言ったが、菓子を素手で食う奴がどこにいる!」
「ダメなら始めっからそう言ってよっ。あたしだって、食べた後、汚れた手はどうするんだろうって悩んだんだからっ!」

 ――そんなある日、彼女が車内で寝てしまったというので、彼が抱えて部屋まで運んだ。ただ、それだけでは彼女は起きない。それは彼も承知しているので、仕事を部屋に持ち込んで、彼女の眼が覚めるのを待った。
 ひとり眼が覚めて突然部屋に戻っていたら……。慣れぬ屋敷に取り残されたのだと勘違いしてしまったら……。彼女は誰に助けを求めればいいのだろう。誰に説明を求めればいいのだろう。客人である彼女が立ち入ることが出来ない場所もあるというのに。――と、彼がそこまで考えていたかどうかは不明だが、取りあえず、彼女の眼が覚めるまで彼はそこにいた。
 彼女が眼を覚まし、ぼんやりした頭のまま首を動かすと、そこには資料を片手に仕事をしている彼の姿があった。そのままじっと見つめていると、彼がふいに顔を上げたので、彼女は慌てて寝たふりをした。何故だかわからない。ただドキドキしながら、早くこの時が過ぎ去ることを願った。
 けれど、彼の手がふっと伸びて来て、やさしく頬を撫でて行ったのには、驚いてしまった。それで、バレてしまったのかもしれない。突然、彼女は鼻をつままれた。
 猛然と抗議する彼女に対して、彼は楽しそうに笑って物ともしなかった。だから、彼女は彼のことを、「やっぱり意地悪」「とっても意地悪」だと思ったのだった。





BGM: 松任谷由実/Hello, my friend

お気付きかと思いますが、ユーミン聴きながら創ってます。
ひとりひとり、曲を決めてやっているのですが、美女丸の曲だけが悲恋歌になってしまいました……。
シャルルと迷ったんですが、シャルルにはやっぱりあの曲だなと思って、こうなりました。
他意はないんです。ホントにっ。

「エリニュス」でのふたりのやり取りが好きで、その時の美女丸を私のお話まで持って来ました。
妙に優しい美女丸、確かに少々不気味でしたっ(爆)。
やっぱり、不器用者らしく、時々見え隠れする優しさが美女丸ですよね。



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【 2012/12/10 】 【物語】 | TB(0) | CM(0)
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