空模様

思いついたままをぽつぽつ綴ります。
0512345678910111213141516171819202122232425262728293007

あけましておめでとうございます☆ 2011 ☆

皆様、おはようございます。
そして、新年、明けましておめでとうございます

今年はついに一睡もすることなく年を越しました!! わー、お腹空いた~!!!(笑)
これから氏神様に詣でて来ようかと思っておりますが、その前に、TVを観ながら書いたお話と即席のおちゃらけた絵をプレゼントしてから参りたいと思います。

え、その前に、今年の目標を言って行けって??
…………そんなの、決まっているじゃないですか。 『「さくらんぼ~」を完成させる! 今年こそ、絶対!!』 です。
何年目だ「さくらんぼ~」目標。書き初めして飾っておいた方がいいかしら? 皆様、どう思います?


――さて、お話をUPする前に、HP、分家ブログ(今のところ、ファン限定TOP)でUPされている絵を皆様にプレゼントしたいと思います。分家と一緒で、お持ち帰り用サイズとなっております。お気に召した方、どうぞご自由にお持ち帰り下さい

2011-5.jpg
石川県の鏡餅は、紅白の2色で祝います。故に、マリナにも紅白の鏡餅を持たせてみました。
本当は、耳を立たせたかったのですが、ソフトの画面に入らなかったのであきらめました。昆虫じゃないですよ。
にしても、何故バニーなのか? それは、今年の干支が「卯」だったのと、私がずっと前参加したチャットで発した、「じゃあ、マリナはバニーで(笑)」という言葉がずっと心に残っていたので、描いてみました。確か、レギュラー陣でコスプレ喫茶をやるなら~という話だったような……。うろ覚えです美馬せん。
色々可笑しいところがありますが、眼をつぶって下さい。画力がないんです……。


では、今年のお正月話ですよ!
今年もやっぱり(!?)「星降る夜に~」シリーズです。

どうぞ、お楽しみ下さい。




№39

 パチパチと途切れることなくキーボードを叩く音。
 音とという音はそれだけで、後はしんと静まり返っている。
 白い壁にはめ込まれたような小さな窓から覗く景色は、真っ白な雪模様。暗い漆黒の空を、遠目からでもわかるくらいの大きな雪が舞いながら下りて来ていた。一番綺麗な雪景色だと、何故だかそう思った。
 首を回せば、白金の髪の美人が紙と液晶の画面を交互に見ながら、すっかりワーカホリックを決めている。目の前に積まれた自分の仕事と、彼の横に積まれた紙束の量の差は、今ではすっかり同じくらいになってしまった。仕事の的確さもそうなのだが、何より集中力が凄い。先程ふざけてイスに乗ったままクルクルと回ってみたけれど、何のお咎めもなかった。気付いてすら、いないのかもしれない。
 つくまいと決めていた、溜息が思わずこぼれた。
 ヴァレンタインも、花見も、夏休みも、紅葉も、クリスマスも、どの季節の、どのイベントも、彼にとっては皆同じ日々の1日にしか過ぎないに違いない。彼はそれでもいいだろうが、周りの人間はつまらない。彼のことが好きだと思う自分は、つまらない。
 ここ最近、ずっとシャルルの同じ一面しか見てないような気がする。笑みも含んでいない青灰の瞳に映るのは数字や病原。彼の瞳が求めるものは真理。真っ直ぐ前を見て、小さな光の元を探る。それを探っている時のシャルルは昔も今も変わらずの輝きを見せる。その時のシャルルは、本当に素敵だ。傍でじっと見ていたい程だけれど、残念ながら彼が生き生きとしている時間は短い。
 仕様がなくて、再び机に眼を落した。
 悔いているよりも、自分を磨くために頑張っている方がよっぽど良い。あたしらしい。
 ――よし、やってやろうじゃないの!


 それからまたパチパチとシャルルがキーボードを打つ音と、カリカリとあたしがシャープペンを走らせる音が響いて、それがいつの間にか心地よく感じられるまで時間が流れた時、ふと騒がしくなったことに気付いて、あたしは慌てて時計を見た。
 パリの時間に合わせてある時計の針が、真上を向いている。
 新しい1年の始まりだ。
「シャルル、年が明けたわよ!」
 ああ、もうっ、そう言ってワクワクしながら振り向いた、あたしの、バカっ!
 そこにいたのは、相も変わらず無表情で、絵画の中にいる人物のようなシャルル。何の感慨もなく、ただ画面だけを一心に見つめている姿。当然のことながら、ちらっともこちらを見ようとしない。
 ――悲しみを通り越して、呆れるわ、もう。
 そっとイスから立ち上がって、そろりそろりと彼の机に近付く。
 それでも、彼は眉一本動かさない。
「シャルル」
 そっと名前を呼んでみたけれど、まるで耳に入っていないみたいだ。
 ヒョイと首を傾けて、顔を覗いてみる。
 疲れを全く感じさせないほど、強く密やかに輝いている瞳、息さえ漏れないほど固く閉ざされた唇、微動だにしない横顔、止まる気配もなく滑らかに動く指。こんなに近くにいて気付かないほど集中しているのかしらとも思ったけれど、それは違うと、少女まんが界で鍛え抜いたあたしの感が言っていた。
 ならばと、あたしは机の端を掴む手に力を入れ、ぐっと前方に体重を移動した。気付いて欲しいという気持ちと、気付かないでいて欲しいという気持ちがせめぎ合っていて、胸が苦しい。
 やがてシャルルの滑らかな頬が目の前に迫って来て、あたしは眼を閉じた。
 そうしてそっとその温もりから離れると、ようやくあたしは眼を開いた。まず最初に眼に飛び込んで来たものは、不機嫌そうなシャルルの顔だった。
「何をするんだ」
 予想通りの声音に、あたしは思わず吹き出してしまったけれど、それでもシャルルは仏頂面。その仏頂面に、あたしは笑って答えた。
「新年のキス。誰にしても良いんでしょう? 明けましておめでとう、シャルル!」






SS・№24 と微妙に続いていたり、いなかったり……?
多分、その後3日くらい口を利いてもらえない日が続くんじゃないかなと思います。


スポンサーサイト
【 2011/01/01 】 【物語】 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL